【2025年最新】ロレックスとオメガの比較・共通点・魅力

ロレックスとオメガは、どちらも世界的に有名なスイスの高級腕時計ブランドですが、共通点が多くあります。
両社の歴史や、新作モデルの比較などを交えてご紹介します。
【ロレックスとオメガの共通点】クロノグラフ
クロノグラフとは、「クロノス(時間)とグラフ(記する)」の造語とされており、いわゆるストップウォッチ機能を搭載した時計のことです。
両社を代表するクロノグラフ時計と言えば、ロレックスの「コスモグラフ デイトナ」とオメガの「スピードマスター」です。
ROLEX DAYTONA

OMEGA SPEEDMASTER

デイトナとスピードマスターと言えば、NASAの宇宙開発(アポロ計画)の公式腕時計に採用されるために競合した時計であることは有名です。
この他、LONGINES(ロンジン)、Hamilton(ハミルトン)を加えた全てスイスの腕時計ブランド4社の時計が候補となりました。
その後、NASAの厳しい11項目の耐久テストに唯一耐え、宇宙飛行士の公式装備品として認定された時計が、スピードマスターの輝かしい歴史です。
オメガの公式サイトでは、NASAの耐久テストをこのように表現しています。
クロノグラフはテストの中で、破壊されるほどの過酷な状況にさらされました。
引用:オメガ公式ホームページ
なお、デイトナはこの時「DAYTONA」という名称ではなく、宇宙を意味する「コスモ」と「クロノグラフ」を掛け合わせた造語の「コスモグラフ」という名称でした。
いかにロレックスが、アポロ計画の公式腕時計に選ばれるという称号を欲しかったかが、「コスモグラフ」という名称からうかがえます。
人類初の有人宇宙飛行となるアポロ計画で公式採用されることが、コスモグラフの当初の開発目的であったからです。
デイトナの歴史:宇宙からレースへの転換
アポロ計画において、オメガとの競合で選ばれなかったロレックスは、すぐに方向転換をします。
ロレックスは、高速走行に耐えうることのできる耐久性や高い計測精度を誇るクロノグラフとして、レーサー仕様のプロフェッショナルウォッチの開発にシフトしました。
名称も、「コスモグラフ」の名を残したまま、モータースポーツのメッカとされるアメリカ フロリダ州にあるデイトナビーチから取って「コスモグラフ デイトナ」と名付けました。
スイスの会社がなぜアメリカの地名を取ったのか?という疑問が生じますがこの時代、ロレックスはアメリカという巨大マーケットで自社の時計を売り込みたかったとされています。


ロレックスとオメガの似ているモデルを比較
比較してみると、ロレックスとオメガでは、よく似たモデルが多いことが分かります。
今でこそ、圧倒的に正規店で定価で購入することが難しいロレックスですが、オメガも歴史・実績を有する素晴らしい時計であることは間違いありません。
デザイン・性能・耐久性は大きく変わらず、価格が大きく異なるモデルもあるので、オメガも非常に魅力的です。
なお、記載した販売定価は、本記事の作成時点の価格となります。
デイトナ VS スピードマスター
ROLEX

モデル名 | OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA |
Ref. | 126500LN |
ケース径 | 40mm |
ケース素材 | オイスタースチール |
ムーブメント | 自動巻き |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水 | 100m/330feet |
販売定価 | 2,349,600円 |
OMEGA

モデル名 | SPEEDMASTER ムーンウォッチ プロフェッショナル |
Ref. | 310.30.42.50.04.001 |
ケース径 | 42mm |
ケース素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 手巻き |
パワーリザーブ | 50時間 |
防水 | 50m/165feet |
販売定価 | 1,254,000円 |

モデル名 | OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA |
Ref. | 126505 |
ケース径 | 40mm |
ケース素材 | エバーローズゴールド |
ムーブメント | 自動巻き |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水 | 100m/330feet |
販売定価 | 7,623,000円 |

モデル名 | SPEEDMASTER ムーンウォッチ プロフェッショナル |
Ref. | 310.60.42.50.01.001 |
ケース径 | 42mm |
ケース素材 | セドナゴールド |
ムーブメント | 手巻き |
パワーリザーブ | 50時間 |
防水 | 50m/165feet |
販売定価 | 6,578,000円 |
ディープシー VS シーマスター
ROLEX
OMEGA

モデル名 | DEEPSEA |
Ref. | 136660 |
ケース径 | 44mm |
ケース素材 | オイスタースチール |
ムーブメント | 自動巻き |
パワーリザーブ | 70時間 |
防水 | 3,900m/12,800feet |
販売定価 | 2,208,800円 |

モデル名 | SEAMASTER PLANET OCEAN 6000M |
Ref. | 215.30.46.21.03.001 |
ケース径 | 45.5mm |
ケース素材 | O-MEGAスティール |
ムーブメント | 自動巻き |
パワーリザーブ | 60時間 |
防水 | 6,000m/20,000feet |
販売定価 | 1,958,000円 |
ヨットマスター VS シーマスター
ROLEX
OMEGA

モデル名 | YACHT-MASTER |
Ref. | 226659 |
ケース径 | 42mm |
ケース素材 | ホワイトゴールド |
ムーブメント | 自動巻き |
パワーリザーブ | 70時間 |
防水 | 100m/330feet |
販売定価 | 5,149,100円 |

モデル名 | SEAMASTER DIVER 300M |
Ref. | 210.32.42.20.01.003 |
ケース径 | 42mm |
ケース素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 自動巻き |
パワーリザーブ | 55時間 |
防水 | 300m/1,000feet |
販売定価 | 946,000円 |
1908 VS デ・ヴィル
ROLEX
OMEGA

モデル名 | 1908 |
Ref. | 52509 |
ケース径 | 39mm |
ケース素材 | ホワイトゴールド |
ムーブメント | 自動巻き |
パワーリザーブ | 66時間 |
防水 | 50m/165feet |
販売定価 | 3,903,900円 |

モデル名 | DE VILLE TRESOR |
Ref. | 435.13.40.22.01.001 |
ケース径 | 40mm |
ケース素材 | ステンレススティール |
ムーブメント | 手巻き |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水 | 30m/100feet |
販売定価 | 1,287,000円 |
デイトナ(メテオライト) VS スピードマスター(メテオライト)
ROLEX
OMEGA

モデル名 | OYSTER PERPETUAL COSMOGRAPH DAYTONA |
Ref. | 126519LN |
ケース径 | 40mm |
ケース素材 | ホワイトゴールド |
ムーブメント | 自動巻き |
パワーリザーブ | 72時間 |
防水 | 100m/330feet |
販売定価 | 6,424,000円 |

モデル名 | SPEEDMASTER ダーク サイド オブ ザ ムーン |
Ref. | 311.63.44.51.99.001 |
ケース径 | 44.25mm |
ケース素材 | グレーセラミック |
ムーブメント | 自動巻き |
パワーリザーブ | 60時間 |
防水 | 50m/165feet |
販売定価 | 2,640,000円 |
【ロレックスとオメガの共通点】メテオライト

ロレックスもオメガも、メテオライトモデルを造っています。
「メテオライト」とは、宇宙から大気圏を通過して地球に飛来した隕石のことです。
天然の素材であることから、唯一無二・同じ模様は2つとなく、それぞれの文字盤の模様が宇宙の様を想起させてくれます。
隕石は、小さなものであれば比較的安価に入手できますが、文字盤に使用できるほどの大きさとなると希少価値が一気に高くなります。
ロレックス・オメガは、もちろん本物の隕石を加工して文字盤に使っているため、メテオライトモデルは非常に高額な価格帯となります。
ロレックス、オメガの宇宙に対する格別な想いが、両者のメテオライトモデルに込められているのです。




【ロレックスとオメガの共通点】ボンド・ウォッチ 映画『007』
映画『007』といえば、1962年に1作目が公開されて以降、今も続編がヒットを続けるロングセラーのシリーズ映画です。
シリーズ第1作:ドクターノオ

シリーズ第25作:No Time To Die

映画では、主人公ジェームズ・ボンドのキャラ・生き様だけでなく、シリーズごとに変わる彼の身の回りにも注目すべきポイントがたくさんあります。
「ボンドガール(ボンド・ウーマン)」と言われる美女たちとの共演、「ボンド・スーツ」と呼ばれる彼が着用するスーツ、様々な秘密兵器が搭載された高級車「ボンド・カー」、そして、彼が身に着ける腕時計は「ボンド・ウォッチ」と呼ばれ、数々のタイアップがこの映画や彼自身をより一層魅力的なものにするのです。
ボンド・ウォッチに選ばれることは腕時計ブランドにとって大きな意味を持つ
この長きにわたって続く名作において、ボンド・ウォッチとして採用されたのが、誰もが知る「ロレックス サブマリーナ」や、「オメガ シーマスター」なのです。
初代ボンドウォッチに採用されたのは、ロレックス。


そして、1995年以降のボンド・ウォッチにはオメガが採用されています。
公式ホームページにおいても、映画『007』で採用されていることを宣伝しています。

オメガが採用された背景には、5代目ジェームズ・ボンドを演じたピアース・ブロスナンが、オメガの公式アンバサダーであったためとされています。
シリーズ開始から、約60年の長きにわたって愛され続ける超人気映画『007』において、主人公ジェームズ・ボンドが着用するボンド・ウォッチにも都度、注目が集まります。
腕時計ブランドにとって、ボンド・ウォッチに選ばれることはステータスでもあり・非常に大きな意味を持つのです。




ジェームズ・ボンド60周年記念モデル
ネクスト「ボンド・ウォッチ」は?
1995年以降、約30年が経過した今も、ボンド・ウォッチはオメガとなっていますが、6代目ジェームズ・ボンドであるダニエル・グレイグは、2021年に公開されたシリーズ最新作「No Time To Die」をもってボンド役を引退することが決まっています。

スペクター限定モデルを装着するダニエル・グレイグ
7代目ジェームズ・ボンドは誰が演じるのか、そしてボンド・ウォッチはどのモデルが着用されるのか。
映画『007』ファン・時計好きにとっては、非常に待ち遠しいことです。